あれから30年。
あの時の僕はたったの19才で、エネルギーはあり余っていて、感傷的で、繊細で、大胆だった。
撃たれたって聞いた時は、エルビスが死んだらしいよって夏の部活中に仲間から聞かされた時のように、からかわれているとしか思えなかった。
しかし、それは事実だった。
僕の中のどこか一部が終わってしまい、30年たった今もそこにはポッカリと穴が空いたままだ。そしてそれは小さな穴じゃない。
毎年12月8日になると両耳を塞ぎたくなる衝動に似た感覚に襲われ、目眩がする。
30年たってもあの日の感触や匂いや、少し不鮮明になりつつある映像が還ってくる。
苦しいというより、気持ち悪い感覚。朝の飲みかけのコーラを夕方に飲んだら生ぬるくて炭酸も抜けていて、ただ甘いだけの液体だったときのような感覚。
どうしようもできないんだけど、全力でなんとかしなきゃって理由の無い使命感に駆られ、でも1mmも進めない。進む方向さえ見つからない。虚無感。
それが空洞の正体。
ミュージアムさえない。
サイテーな気分だ。
わかってる。今年も耐えるしかないんだ。
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